さよなら。
番号打つのはやめた。打ち始めた頃のあたしじゃないカラ。
先週、彼氏と別れた。と、言うか、振った。めためたに。ずたずたに。
彼は優しかったけど小心者だった。
別れのときに、あたしのドコが良かったか訊いた。
「女の子っぽくなくて、サバサバしてるとこかな。」 …あーあ、正直やってらんない。
あたしは見た目はおとなしそうだけどちがうから、姐さんとか呼ばれることもあるけど
男には甘えたいし、引っ張ってほしいんだ。
女に引っ張ってもらいたがる男なんかには付き合っていられない。
「もう少し小梅のこと見てても…」なんて言いながら彼は手をこすった。
その仕草にあたしは虫唾が湧いた。すがりつく言葉を全否定した。
「―そーゆーわけだから、今は誰とか見当つかないけど
あたしが他の人と付き合っても関係ないよね」 ここまで言った。
あたしは常に次に向かっていたい。
美人でスタイル抜群の、本気で小悪魔な友達とは違って
小さいし、コレで男を落とせる!ってテクがあるわけでもない。人見知りだし。
けどあたしには、一般的にモテるチャラい男なんていらない。
ダメ男じゃない、掘り出し物を見つけるんだ。
あたしが付き合って初めて、
みんなが「あんなイイ男いたんだ!」って思うようなのを捕まえる。
絶対に。
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